【大学留学】資金計画について(2017.9 ~ 現在)
こんにちは、kenkenです!
シドニーはだんだんと気温も上がってきて、30度を超える日もちらほら見られるようになってきました。
さて今回は前回に引き続き、僕が大学留学の学費の捻出のために打ち立てた、資金計画について書いて行こうと思います。
学費はどのくらい?
まずはこの話から。
前の記事でも触れているのですが、概して言えばオーストラリア、というか英語圏の大学は学費の高いところが多いです。
僕の通う予定の大学もオーストラリアの国立大学の中ではトップクラスの学費の安さを誇りますが、3年間でおよそAUS $58,000、かなり高いです。
そこで学費を少しでも押さえるために、僕はディプロマコース(日本でいう短大)の過程を経てから大学の2年次に編入、その後は毎タームごとに奨学金を貰うことになりました。ですので、大学の最後のターム開始(2021年の2月)までに、$42,000を支払うことになっています。
また、支払いは各タームの開始までに収めればいいので、おおよそ半額をシドニーでのワーキングホリデーの期間で、残りの半分は学生をしながら2年半の間で貯めることにしました。
貯金額と仕事
ここからは、僕の各時点での貯金額と、どのような仕事についてどれだけ貯金することができたかについて紹介していきます。
ワーホリ初期(2017.9 ~ 2018.1)
まずこの時の自分の所持金から。
実はフィリピンとオーストラリアの語学学校にお金をだいぶつぎ込んでしまったため、全財産はたったの$2,000でした。笑
でもなんとか行きていけましたよ。。
渡豪してから新年までのおよそ3ヶ月間はIELTSの勉強のために語学学校にフルタイムの学生として行っていました。ですので、この頃は時間もあまりなく、ディナータイムにジャパレスで働いているだけでした。
週あたりの稼ぎは3, 4日働いて$300強+チップ、という感じでした。しかし、その大半は家賃やその他諸々の生活費に消えていっており、この時点では、ほぼほぼ貯金はできていませんでした。
そして学校を卒業した年明けの1月からは、朝からフルタイムとして働ける職場をじっくり、だらだらと1ヶ月かけて探していました。笑
この時の最終的な貯蓄は$2,000をきっていたと思います。
ワーホリ中期(2018.2 ~ 2018.4中旬)
この時期にはカフェでの仕事をseek.comを通じて得ることができました。
月から金曜日の朝6時から昼の2時まで働いて、週あたり$600強稼いでいました。ただ、かなり小さい個人経営のカフェで、稀にシフトがなくなる日もあったので少し不安定な収入源でもありました。
また、この頃にとあるブログで見つけてUber Eatsにもドライバーとして登録しました。最近では日本でもかなり有名になっていますが、自転車を購入して時間の空いているときにデリバリーをしていました。ただ、自分にそんなに意欲がなかったこと、たまに自転車がパクられることでめっちゃやる気を削がれて、4月には辞めました。笑
だいたい週あたり$70 ~ 80ほど、また、ジャパレスでの仕事も継続していたので、合計で$800 ~ 1000ほど稼いでいました。ここから諸々の経費を引いて行くと、週あたり$600 ~800を貯金に当てることができていました。
4月時点での最終的な貯金は$8,000ほどでした。
ワーホリ後期(2018.4中旬 ~ 2018.9中旬)
この時にはカフェの仕事を辞め、今現在の仕事でもあるリテールでの仕事を始めました。この仕事を始めたのがちょうど秋口、冬に向けて忙しくなって行く時期でもあったため、通常のフルタイムとしての勤務にプラスして安定して残業もゲットし、収入が爆発的に増え、週あたりだいたい$800ほどの手取りがありました。
また、ジャパレスでの仕事も並行して行っていたのですが、片方の仕事での残業による影響で働ける時間が減り、収入も減りだいたい$200ほどでした。ですので、両方を合わせて経費を引いていけば、少なくとも週あたり$800は貯蓄に回せていました。
9月時点での最終的な貯金額は$24,000でした。
現在
9月に一時帰国をし、学校のコースが始まる11月にシドニーへと帰ってきました。
日本にいる2ヶ月の間はニートだったので、貯金を食いつぶす生活、また和歌山県の田舎に実家があるので、友達と会いに大阪に行くだけでもものすごくお金を消費しました。航空券代やビザ代、3年分の学生保険代などと合わせると、どうやら僕は$4,000も使ってしまったようです。笑
ですので、この時点では$20,000ほどの貯蓄がありました。
現在も前述のようにリテールで働いており、週の収入はおよそ$400です。オーストラリアの学生ビザでは他の国とは違い就労も認められてはいるのですが、2週あたり40時間、つまり週あたりでは20時間までしか働くことができません。(ホリデー期間はフルタイムで働けます)ですので、収入はだいぶ減ってしまいました。
今のところの貯蓄計画として、学費の納入日、学校のホリデーの日程等を加味すると、週$185を学費用に確保すれば全額貯めきることができます。今のところは大分かつかつな生活を送っていますが、シフトを日曜に確保する(法低賃金1.8倍)、またはキャッシュジョブを見つける等で生活にゆとりを持たせようかな、と考えています。
まとめ
以上、これらが今のところの大学留学に対する資金計画の概要です。
正直な話、ワーホリ時代にセカンドビザを取得して、もう少し稼いでおけばよかったかな、とも思いましたが、時間とお金を天秤にかけた時に、僕は時間を選択しました。ですのでそんなに後悔はしていません。
こうしてみると、そこまで大学留学って現実味のない話じゃない、って思いませんか?
この記事が少しでも、大学留学、また語学留学をする上での役に立ってくれると幸いです。
では今回はこれまで!
【大学留学】英語勉強計画について(2017.6 ~ 2017.12)
こんにちは、kenkenです。
シドニーは夏に入りましたが、例年通り寒暖差が激しく、見事に風邪を引きました。笑クリスマスも間近に迫り段々と街中には暑さに似合わない綺麗なイルミネーションも増えてきました。(筆者の職場近くの写真、気温は20度くらいでした)
今回からは何回かに分けて、僕が大学入学までにたてていた英語の勉強計画、また割と気なる人も多いであろう、資金繰りの計画についてまとめて行こうかと思います。
また、前回までのフィリピン留学の続きは、それが終わり次第再開しようかな、と思っています。
目的と目標
まずは大前提としてこの話からです。
これを読んでいる皆さんも今までの人生の中で、「目的・目標をきちんと決めなさい」と口酸っぱく嫌になるほど聞いてきたと思います。
皆さんは、【目的・目標】という言葉の違いを正しく知っていますか?
多くの人がこれらの言葉を混同して使っているのですが、実は似ている様で違います。
正確な定義としては
・目的 : 実現しようと、成し遂げようとする事柄。最終的に到達すべきこと。
・目標 : 意図している事柄を達成するために設けた目当て、具体的に達するべきこと。
例を挙げるとすれば、英語学習を行っているAさんの【目的】は英語を話せる様になること。また【目標】はその過程で避けて通る事のできない英語力の指標となる英語試験のスコア取得、という風に挙げられます。前者は抽象的ですが、後者は他の人にも分かり易い具体的な事柄ですよね。
ですので、英語勉強に限らず、何か大きな事柄を成し遂げようとするのであれば、僕はこれら、目的と目標の設定は必要不可欠だと考えています。
PDCAサイクル
はじめに言いますが、僕はこの分野のプロではないので、ごくごく簡単に噛み砕いて説明していきます。
さて、PDCAサイクルという言葉をきいた事のある人は多いのではないでしょうか。これはよくビジネスの場面でよく使われる言葉で、
1. Plan : 計画
2. Do : 行動
3. Check : 評価
4. Action : 改善
という4つのワードのイニシャルからできた言葉です。
なぜ、この場面でこのワードを出したかとしては、先に述べた【目的・目標】を達成するために必要不可欠な、その手段と課題を見つけるのに密接に関わってくるからです。
流れとして、大きな目的を達成するためには、期間ごとに無理のない目標を立てることから始まります。これがPlan(計画)です。そして、それらPlanに沿って実際にDo(行動)していきます。
その後、自分であらかじめ決めておいた期間内に目標を達成できたかCheck(評価)し、もし達成できない様であれば、至らなかった部分をAction(改善)するため、今後の予定を再検討(replan)する必要があります。また、もし予定よりも早く進んでいるのであれば上方修整(replan)する事ができます。
そして、上記の図の様に絶え間無く PDCAのサイクルを回していき、次々と目標を達成していき、最終的には目的の達成へと近づいて行くことができるのです。
と、これはビジネスでよく使われる言葉ですが、身近な目的・目標にも当てはめることはもちろんできます。
例えば、女性でもっと綺麗になりたいな、と考えている人がいたとします。その人は、
【目的】綺麗に水着を着たい
【目標】夏までに1ヶ月以内で5 kg痩せる
【手段】朝食を摂らない、1日1時間のランニング
【課題】朝食を摂らないことよる運動能力の低下、食事療法は避ける
という風になります。
見てわかる様に、この女性はPlanの時点では数値化された明確なビジョンがあります。ただ、Doの時点で好ましくない手段をとったために、おそらく途中で自分のそれが好ましくないとCheckできたのでしょう。そしてActionとしては食事療法をやめ、運動に焦点を当てるということに落ち着いた様です。
このようなPDCAサイクルに当てはめた、具体的なビジョンは英語学習にも効果的であると僕は考えます。
筆者の経験談
さて、前置きがとても、とても長くなってしまいました。笑
ここからは僕の英語学習の経験談を、2017の6月から、IELTSの目標スコアをゲットした12月までを、各期間ごとに目的・目標、またPDCAに沿った観点から振り返っていきたいと思います。
フィリピン留学初期、一般英語コース(6月~8月上旬)
【目的】英語を喋れるようになる
【目標】卒業までにAdvanced Classに昇級する
【手段】授業の予習復習、Duo3.0による語彙力アップ
【課題】BBC Radioの視聴によるリスニング力の強化、目標の上方修正
前にも書いたかもしれませんが、僕はフィリピン留学の後にオーストラリアでのワーキングホリデーを決めていたので、最初の英語学習の目的は、英語を喋れるようになる、というかなり大まかなものでした。
また、そのためには卒業までの3ヶ月で上級者コースに映るという目標を設定していました。そこでDo(行動)として、授業の予習復習、Duoによる語彙力の増強によるスピーキング力を含めた総合的な英語力の底上げを図りました。
その後のCheck(評価)として、リスニング力の不足という問題は見られたものの、学校のビッグテストでクラスの飛び級という進歩が見られたため、留学の後半からはIELTS対策コースに変更、またそれに伴う留学期間の延長を行いました。(Action)
フィリピン留学後期、IELTS対策コース(8月~9月中旬)
【目的】英語を喋れるようになる
【目標】卒業までにIELTS General Training Moduleでoverall 6.0の取得
【手段】授業の予習復習、実践IELTS英単語3500による語彙力の強化
【課題】ライティング力の強化、自主的なエッセイの作成・添削の依頼
結論から言うと、この時点ではまだ自分の英語学習の目的は変わっていませんでした。IELTSで6.0くらい取れたらなんとなくその証明にはなるかな、くらいの勢いでしたね。
ここではDoとして毎日の予習復習もさることながら、実践IELTS英単語3500を使ったもっと難しい語彙の習得に熱をあげていました。
これはもちろん目標のスコアを取るための Doでもありましたが、その後の課題の改善のためのActionでもありました。また、同じくActionとしてはライティングに苦手意識を持っていたので、先生にお願いしてできるだけ毎日ライティングを宿題として課してもらい、文法ミスの最小化、効果的な表現の方ほの取得にも励んでいました。
シドニー留学前期、IELTS General・一般英語コース(9月中旬~11月中旬)
【目的】シドニー生活に慣れる
【目標】友達を作る、高給な仕事に就く
【手段】-
【課題】新たな目的を見つけ、さらなる英語学習に励む
実はこの期間が自分の英語学習、またオーストラリアワーホリ生活におけるブラックボックス的な期間でした。目的はシドニー生活に慣れる。なんて不明確なものだったことでしょうか。笑 フィリピン留学で本気で英語学習に取り組んだ結果、シドニーについたときには明確な勉強に対する目的・目標はありませんでした。。
ですので、とりあえずは稼げる仕事を探す、はじめに申し込んでいたIELTSコースを一般英語コースに変更して友達を作るか、とかくらいしか実際は考えていませんでした。
なんの目標もなく学校行くのも無駄だなと感じ始めていたとき、いまも親交のあるクラスで一番仲の良かったペルー人の女の子に、「私は大学へ行きたいからIELTSコースに変えるわ」と言われた事。またその後、エージェントの方との面談で手頃な値段のcollegeありますよ、と言う誘いに乗って、IELTSコースに復帰することを決めました。
シドニー留学後期、IELTS Academic(11月中旬~12月初旬)
【目的】大学に入学する
【目標】IELTS Academic ModuleでOverall 6.5以上を取得する
【手段】Reading, Writingセクションの重点的な学習、語彙力の強化
【課題】スコアの取得成功、金銭面での課題
この時期になってやっと今も持ち続けている、【大学入学】と言う大きな目標ができました。実は最初はエージェントの方に言わた通り、Collegeに通うためにスコアを取得しようとしており、応募要件としてOverall 6.0, no less than 5.5というまあ普通にやっていれば取れそうな条件が提示されていました。
が、他のエージェントさんによると、もう少しお金を積んで奨学金さえもらえることができれば、国立の大学への進学も可能ですよ、との事。そっちに即シフトチェンジしました。ただし、奨学金をもらう最低の条件として、Overall 6.5, no less than 6.0という英語初心者から始めた筆者に対しては割と鬼畜な課題が課せられました。
たった0.5じゃん、と思うかもしれませんが、一般的にOverall 0.5上げようとすると300時間の学習が必要になると言われています。
なんという鬼畜ゲーや、、、、
また、その条件を聞いたのが、なんと本試験の2週間前でした。最後の気力を振り絞り、先生に自主的にライティングの添削をお願いしたり(特にTask1)、色々なIELTSの情報を提供しているサイトをしらみつぶしに訪れて勉強に励みました。
その結果、見事に一発で応募要項のスコアを取得でき、あとは金銭面の問題をパスすれば大学に入ることができるところまで行きました。
まとめ
と、ここまで書いても正直そんなんめんどくさいですよね?わかります。
ただ、僕がこれだけは考えて欲しいということは、今楽して無計画に勉強するよりも、きちんと計画を立てて勉強する方が何十倍も楽だ、ということ。
適当に勉強した代償としては
・英語が思っていたより伸びなかった
・薄給の仕事しか着くことが出来なかった
とかがあると思います。
きちんと計画通りに勉強できていれば、進行度合いによってはあとで怠けることもできますし、高給な仕事につければその分贅沢することもできます。
そう、一番最初ののび太くんはその伏線なんや。。
ということで、次回は今回残ってしまった金銭面での計画について書いて行きたいな、と思います。
今回はこれまで!
【フィリピン留学】IELTS対策コースでの勉強
こんにちは。kenkenです。
今回はフィリピン留学で受けたIELTS対策コースについて書いていきたいと思います。
画像は僕の滞在していた Pines International Academyの Chapis Campus(上級者キャンパス)の写真です。
そもそも前記事で説明しましたが、IELTSには2種類あって、Academic ModuleとGeneral Training Moduleがあります。
シドニーに来た後、大学進学のために本試験はAcademicで受けましたが、フィリピンで僕が勉強していたのはGeneralでした。
ですので、今回の記事はAcademic Moduleではなく、General training Moduleに関する記事です。
General Training Moduleについて
Academic Moduleが海外大学・大学院進学に用いられるのとは対照的に、General Training Moduleのスコアは主に海外への移民申請の際に必要になってきます。
職業にもよりますが、専門性の高くない仕事での永住権申請でOverall 5.5-6.0程度必要だったと思います。
上記の事由もあってか、主にReading, Writingパートの内容が違うほか、他のパートでも問題が少し易しかったように感じます。
ちなみに自分がコース選択の時になぜAcademicを選ばなかったのかというと、実際よく分かりません。笑
多分「永住権取れるくらいの語学力が証明できれば、オーストラリアでもなんとかやってけるやろ。」とかそういう甘い考えだったのかもしれません。。。
授業の様子
1日の時間割
これは一般英語コースで勉強していたときと変わらず、授業が8コマ、義務の自習時間が2 or 3時間設けられていました。
内訳としては以下のようになっていました。
マンツーマン(1 on 1)
・Speaking
・Writing
・選択科目
グループ(3 on 1)
・Listening
・Reading
マンツーマン
【Speaking】
スピーキングは1日1コマありました。
基本的には1日当たり1トピックのレッスンをこなしていました。これはIELTSのスピーキングテストにはおおよそ30パターンほどの出題トピックがあると言われているからです。
初めのうちはなれるまで Part1〜3までを一つづつ分けて練習していましたが、慣れた後は本試験と同様に約14分間続けて行なっていました。
また、テキストが初めに渡されるのですが、先生には「内容を一つ一つ授業で紹介する暇も無いし、授業ではスピーキングに集中して欲しいから、全部自分で予習してきてね」と。最初は「ん?」とも感じましたが、お陰で授業中はずっと喋り続けることができ、相当力がついたかなと思います。
練習後には先生から的確なフィードバックが返ってくるのですが、その中で多かった指摘というのが以下の様でした。
・発音(特にsとthがあやふやになっている)
・時制の統一
・Grammatical Range(文法の難易度)の底上げ
【Writing】
1日2コマで、Task1, 2それぞれで授業が1コマずつありました。
Task1, 2両方の授業でも初めのうちは効果的なか書き出しや表現の解説、またParaphrasing(文章の言い換え)についての練習を行いました。
その後はWritingに関しても各Taskによっていくつかの問題パターンがあるので、それぞれの型にあったエッセイを書く練習をしていました。
基本的に授業では2日か1日ごとに出される課題のエッセイを毎授業毎に添削、それを各自で持ち帰って次のライティングに生かすというものでした。
全ての授業の中で最も課題の量が多く、僕の一番嫌な授業でしたが、如何せんスタートが初心者だったので、大人しく1ヶ月半耐え忍びました。笑
【選択科目】
これは、以下の内容から選べました。
・企業PR、社会問題提起等を題材にしたListening
・世界の偉人や重大事件、自己分析等を題材にしたSpeaking
・Vocabulary etc.
このうち、僕が最初に選んだのはListeningでした。が、スピードがネイティブにしてもかなり速いスピード、題材が難解すぎて単語がわからず、3回目の授業で挫折してしまいました。そこから先生と相談して、授業をフリートークに変えてもらいました。
また、2回目のタームではSpeakingを選択しました。先生が無茶苦茶可愛買ったので、毎授業前にきちんと予習していき、授業の内容を半分の時間で終わらせる様に頑張っていました。その後はフリートークですよ。笑
そこには、多分鼻の下を伸ばした当時23歳の男が座っていたことでしょうよ。。
グループ
【Listening】
この授業は1日2コマでした。
試験と同様に40分間の模試をする日もあれば、各セクションごとに特化した授業をする日もありました。
ほぼほぼ毎日、問題をひたすら解き続けていたのであまり記憶に残っていないのですが(笑)、聞き取りづらい設問への対処、また確実に点数の取れるセクションに関しては特に重点的に学習することができたので、役に立ちました。
【Reading】
この授業も1日2コマでした。
導入として、スキャニングというリーディングに取り組むに当たって必須のスキルを学び、その後はひたすら問題を解いていました。
Generalのリーディングの内容は、記事や広告の読み取りがほとんどで、最後のパート以外は正直慣れてしまえば余裕でした。
ので、先生にお願いして、最後のパートの対策用に、練習の問題は全てAcademicの問題に変えてもらいました。
こういうところはかなりフレキシブルで快く受け入れてもらえたので、フィリピン留学ならではかな、と感じました。
まとめ
僕がフィリピン留学で受けたIELTS対策コースはこんな感じでした。
概して言えば、試験自体の対策もさることながら、それ以上にどういう風に勉強していくべきなのか、ということを学ぶことができました。この経験から自分はその後も継続的に効果的な学習に自主的に取り組むことができました。
実際、シドニーの語学学校ではそこまで丁寧に教えてはくれなかったですし。笑
また、それぞれのパートの自己流の勉強法に関しても、今後時間があればシェアしてきたいと思います。
今回はこれまで!
【IELTS】そもそもどんな試験?
こんにちは、kenkenです。
12月に入って早くも1週間が経って、シドニーでも本格的な夏の到来が感じられるようになりました。
今回、本当は前回までの続きで、筆者のフィリピン留学時代の英語学習についての体験談、後半のIELTS試験対策コースでの様子について書いていきたい、と考えていました。
が、先に予備知識としてIELTSについて説明しておいたほうがいいかな、と感じたので今日はそれについての記事を書いていきます。
IELTSとは?
みなさんそもそもIELTS、ってなんやねん。
と言う方もいるかもしれません。
ここでは分かり易く説明していきたいと思います。
概要
IELTS(International English Language Testing System)とは英語熟練度を測る英語検定の一つで、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構、英国文化振興会(British Council)、IDP Educationによって共同運営されているものです。
アカデミック・モジュール(Academic Module、大学や他の高等教育機関への出願のためのテスト)とジェネラル・トレーニング・モジュール(General Training Module、日常生活や、移住関係に関わる英語のテスト)の2種類があります。
ちなみに僕は、フィリピン留学ではGeneral、シドニーに渡ってからはAcademicの勉強をしていました。
また近年IELTS試験の注目度が上昇してきておりイギリス、カナダ、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランドのほとんどの教育機関で受け入れられ、また、最近ではアメリカの3000以上の教育機関でも受け入れられています。またオーストラリア、ニュージーランド、カナダでは移民必須条件にもなっています。
合否はなく、試験結果は0から9のバンドスコアで示されており、大学・大学院入学、移民に必要なスコアなどは教育機関、国によって各々決められているようです。
試験構成
IELTS試験は以下の4つの試験によって構成されています。
・Listening
・Reading
・Writing
・Speaking
Listening
【試験時間:30分、問題数:約40問】
日常的な会話や話し言葉から、講義、セミナーまで多岐にわたる内容が出題されます。会話や文章が録音されたCDを1回だけ聞き、その内容に関する質問に答えていく形式です。
試験内容はAcademic、General Modeuleで変わりはありません。
他のテスト(TOEFLや TOEIC)と異なるのはリスニング問題を聞きながら問題用紙にメモを書いたりできることや、別に解答用紙に回答を書き込みをする時間が与えられていると言うことです。また、問題構成はTOEFLやTOEICと異なり、選択肢が5個以上あることや電話番号や数などを正確に解答しなければならないです。
【採点方法】
正答1問につき1点です。
記述形式が多くあり、スペルや文法の間違いも減点対象となるので注意する必要があります。
Reading
【試験時間:60分、問題数:約40問】
試験では文章が3つ(トータルで約2,000~2,750語)出され、これらに対してさまざまな形式の問題が40問出題されます。
このセクションでは解答用紙に記入するための特別な時間は用意されておらず、すべて60分以内に解答しなければなりません。
また、前述のListening試験とは異なり、GeneralとAcademic Module間では問題構成が大きく異なっています。
General Training の場合、問題文は、注意書き、広告、公式文書、小冊子、新聞、マニュアル、チラシ、時刻表、雑誌、書籍などから出題されます。基本的に1問目と2問目は実際に留学したての頃の現地での生活を想定した問題が多いらしく(住まいやアパートの比較・商品の説明・英語学校のパンフレットなどTOEICのReading問題に近い)、3問目に関しては、実際に受験者が大学生活で想定する文章(Academic Moduleと同等の問題)が出題されます。
Academicの場合、問題文は、雑誌、新聞、書籍などから出題されるようですが、一般教養に関するものが多く、これといった専門知識は必要とされません。
少なくとも1問は論理的な議論を扱ったものがあり、ほかにグラフやイラストを使用した文章が登場する場合もあります。救済措置として、文章中に専門用語が使われている場合には、簡単な用語解説がついている場合もあります。(この辺りは単語のレベルによります)
また選択肢以外に単語で解答する問題形式もあ理、3つの問題のうち最低1問は文章全体を把握しないと大幅に得点ロスになってしまう問題が頻繁に出題される傾向にあるようです。
なお、日本で受験できる英語試験で1時間で2,500字の文章読解を課されているのは英検1級・準1級ぐらいらしいです。笑
【採点方法】
正答1問につき1点です。
ちなみに、Listening, Readingのスコアは次のように概ね次のように計算されます。
(出題レベルによって若干の変動はあります)
また、バンドスコアに関してはのちに解説していますので、そちらをご覧ください。
Writing
【試験時間:60分、問題数:2問】
試験ではGeneral Training、Academic ともに1問目Task 1は最低150単語(約20分)、2問目Task2は最低250単語(約40分)で自分の考えなどを論述しなければなりません。
General Training の場合、Task1は、提示された問題に関して、現状を説明したり情報を請求したりする手紙を書きます。個人的な内容の文章ではあるが、全体的にフォーマルな感じの文章に仕上げることが求められているように感じます。
またTask2は、Academic Modulesの場合と同様に、与えられたテーマに対して意見を述べ、論証していくものです。テーマに関してはTOEIC Speaking&Writing Testのようにごく日常の暮らしの意見の問題が多いです。
Academicの場合、Task1は、グラフや図などで与えられた情報を整理し、文章にまとめるというもの。またTask2は、与えられたテーマに対して意見を述べ論証していくタイプのものです。ここでは、試験官や先生に提出するような、短いエッセーや一般的な報告書の形式の文章に仕上げるように求められます。
Task1, 2とともにGeneral Trainingと異なるのは、データなどを説明して論理的に展開して今後の推測を説明する形式があること、両方の問題が大学で実践的に用いれるようなデータや図式の説明、試験の論文作成に特化した問題が多いことです。
【採点方法】
Task 2はTask 1よりも配点が高いです。(一般的にはTask2が7割、Task1が3割程度と言われています)
また、解答は以下の4つの評価基準に基づいて採点されます。
1.質問に適切に答えているか 2.一貫性 3.語彙力 4.文法力
・Task1, 2ともに指定された語数に達していないと減点
・不完全な文章、メモ形式や箇条書きの解答は減点
・スペリング、文法の間違いも減点
Speaking
【試験時間:11〜14分】
試験官とのマンツーマンのインタビュー形式で行われ、3つのパートから構成されています。また、会話は全て録音され、試験センターでまとめて採点されます。
Part 1では、自己紹介と日常生活に関する質問が5分程度で尋ねられます。
基本的には、試験官が自己紹介をした後、受験者の名前を尋ね、本人確認をします。その後、家族、仕事、勉強、趣味などの一般的なトピックについて質問されます。
Part 2では3〜4分程度の時間が設けられます。
まず、トピックと言及すべきポイントの書かれたカード(Task card)が渡され。1分間の準備時間とメモを取るための鉛筆と紙が与えられます。その後、2分程度のスピーチを行い、スピーチの後には、試験官から同じトピックについて1、2問質問されます。
Part 3では5分程度のディスカッションを行います。
Part 2のトピックに対して、より掘り下げた質問が試験管に尋ねられます。トピックにつおいてより深く自分の意見を述べなければなりません。
シドニーの語学学校の先生曰く、一問につき最低でも7文は答えて欲しいわね、だそうです。
【採点方法】
受け答えは流暢さと一貫性、語彙力、文法力、発音、の4つの評価基準に基づいて採点されます。
バンドスコアについて
テストの結果は、上記のように公式にレベル分けされており、1.0(初心者レベル)から9.0(ネイティブレベル)までの0.5刻みのバンドスコアで示されます。前述のように合格・不合格はありません。
成績証明書にはListening, Reading, Writing, Speakingの各パート毎の英語力が示され、総合評価としてOverallのバンドスコアが示されます。
では、以下に細かく説明をしてきます。
・9 : Expert User(エキスパート・ユーザー)
十分に英語を駆使する能力を有している。適切、正確かつ流暢で、完全な理解力がある。
・8 : Very Good User(非常に優秀なユーザー)
時折、非体系的な不正確さや不適切さが見られるものの、十分に英語を駆使する能力有している。慣れない状況においては、誤解が生じることもあり得る。込み入った議論にうまく対応できる。
・7 : Good User(優秀なユーザー)
時折、不正確さや不適切さが見られ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を有している。複雑な言語も概してうまく扱っており、詳細な論理を理解している。
・6 : Competent User(有能なユーザー)
不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。特に慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使い熟すことができる。
・5 : Modest User(中程度のユーザー)
部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味を掴むことができる。ただし多くの間違いを犯すことも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュケーションを行うことができる。
・4 : Limited User(限定的なユーザー)
慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮することができる。理解力。表現力の問題が頻繁に見られる。複雑な言語は使用できない。
・3 : Extremely Limited User(非常に限定的なユーザー)
非常に慣れた状況において一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュケーションが頻繁に途絶える。
・2 : Intermittent User(一時的なユーザー)
確実なコミニュケーションを行うことは不可能。慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。英語による会話、および文章を理解するのに非常に苦労する。
・1 : Non User(非ユーザー)
いくつかの単語を羅列して用いることしかできず、基本的に英語を使用する能力を要していない。
ちなみに僕は、
フィリピン留学最終のテストで、General 6.0(英語学習4ヶ月目)、
シドニーでの本試験で、Academic 6.5(英語学習6ヶ月目)をオーバーオールで取得しました。
ちょっと体感的には分かりづらいかもなので、下に他の英語試験との対照表を貼っておきます。
この対照表は公式に発表されているものではありません。
IELTSはAcademicベースで記載されているため、内容はよりアカデミックなもの、対してTOEICはビジネスよりの英語なので、厳密には比較できないのです。
ただ、こうしてみると、筆者ももう少しで英検1級に挑戦できるくらいのレベルなのかな、と思ったりもします。(実際受けたらボコボコだと思う。笑)
まとめ
どうでしょうか。だいたいIELTS試験についてはわかっていただけたでしょうか。
また、下に2つIELTSに関するリンクを貼っておきます。
きっともっと色々な情報を得れるはずです。
・IELTS(アイエルツ)公式テストセンター | 公益財団法人 日本英語検定協会
・IELTS Home of the IELTS English Language Test
この記事を踏まえた上で、次回はフィリピン留学でのIELTS対策コースでの勉強の様子について記していきたいと思います。
では今回はこれまで!
【フィリピン留学】一般英語コースでの勉強
こんにちは!
せっかくのフライデーナイトが、カレッジの課題・オンラインクラスで潰れてテンションダダ下がりのkenkenです。
前の記事からの流れで、今回も自身のフィリピン留学中の勉強の様子について書き留めて行こうと思います。
前にも述べたように、僕はオーストラリアでのワーホリの前段階、2ヶ国留学の一環として、フィリピン・バギオに語学留学を行いました。
そこでPines International Academy (PIA)という語学学校に4ヶ月間通い、英語力を高めシドニーへと渡ったのです。
そのうち、最初の2ヶ月半は一般英語コースで、1ヶ月半はIELTSという英語力試験の対策コースにて勉強していました。
次回と2回に分けて、各コースでの勉強の内容についてシェアして行きたいと思います。
フィリピンでの授業
まずはじめに基礎知識として、フィリピンの語学学校では一般英語コースはレベルごとにクラス分けされており、PIAでは、次のようにクラスが分けられていました。
Level 1 - 3 : Refresher Campus (初心者)
Level 4 - 5 : Bridging Campus (中級者)
Level 6 - 10 : Advanced Campus (上級者)
そして僕はレベル2からのスタートでした。
もちろん、日本で勉強してなかったわけではなく、中学英語は完璧にマスターしていたつもりではあったのですが、如何せんスピーキングの機会が日本では皆無だったので無難なスタートだったかな、と今でも思っています。
Refresher Campusでの授業
フィリピン留学ではマンツーマン授業(1対1)の授業が有名で、分からない事もすぐに質問できルため、英語力の伸びが凄い、という話は有名ですね。これは本当だと思います。
ただ実際はすべての授業でマンツーマンではなく、僕の場合は1日の授業数8コマの半分である4コマはグループでの授業でした。この点は学校によって違うようですが、自分が望めばマンツーマン授業の割合を増やしたIntensiveコース、または全て変えることも出来ます。
そして、僕のLevel 2時点での授業内容は以下のようになっていました。
マンツーマン(1 on 1)
・Reading
・Vocabulary
・Grammer
・Chat
グループ
・Pattern Basic
・Talking
・Listening
マンツーマン
・Reading
この授業ではテキストに沿って音読をし、発音などで正すべきところがあればその都度矯正してもらい、また、人に聞いてわかり易いように音の抑揚の付け方、イントネーションについて学びました。
先生は凄く発音が綺麗で、めちゃくちゃ可愛く(しかも当時21歳でスザンヌ似)勉強へのモチベーションに繋がりました。笑
また、読む文章のレベルは低く、取りあえず声に出す練習をするという感じで、文の内容について問われることはあまりありませんでした。
あとは、母音・子音自体での発音の練習や、tongue twisters(日本語で言う早口言葉)も取り入れられており、めちゃくちゃ授業が楽しかったです。
・Vocabulary
主に、日常会話レベルでの語彙力(例えば天気やスポーツ等に関するもの)に焦点を当てて、実際に会話をしながら覚えて行く、と言うものでした。
正直に言うと、日本に中学英語は一通り復習していたのと、かの有名なDuo3.0も一周していたので、簡単でした。
と、先生にも「なんでそんな難しい単語知ってるのにここにいるの?」と何回も言われました。(それはすべて僕のスピーキング力のせいだよ。良くも悪くも日本人。笑)
・Grammer
ここでは英文法を英語で取得すると言う授業でした。
が、日本人の中学英語を終えている人ならほぼ全員だと思うのですが、簡単すぎて拍子抜けでした。
ただ、その中できちんと収穫もあり、日本語に直すと同じ文法でもちょっとしたニュアンスの違い、また英文法の英語への教え方は、オーストラリアに来た後、文法が苦手な南米系のクラスメイトに教える際に凄く役に立ちました。
・Chat
チャット、すなわち先生とおしゃべりする授業です。
話のトピックも割と簡単で本当に友達と会話するような授業でした。
ただね、意外としんどいねん、これが。
だって、質問されて答えてもそこで会話が終了しちゃうんですよ。日本語でもそう言うことってありますよね。
と言う事もあり、この授業はテキスト半分・自分で持って来た話題半分で乗り越えてました。
これもよく言う事かもしれませんが、自分の興味のある話で話すほうが頑張って難しい事も話そうと思いますし、何より話が尽きず楽しいですよね。
ちなみに僕の場合は、一人で先生を目の前にして洋楽を熱唱してました。笑
グループ
・Pattern Basic
この授業では、先生から与えられた英語のパターン(eg. I would like to - )を限られたシチュエーションで使って会話をする練習を行っていました。
表現としては簡単なものばかりでしたが、英語での会話の切り返し方、また、他のクラスメイトの英語の使い方も近くで確認することができ、凄く勉強になりました。
何よりも先生の出してくるトピックが過激でそう言った単語も習得することができ、オーストラリアに来てからの生活でもネイティブの普段の会話(汚い)にもついて行くことができました。笑
・Talking
内容としてはほとんどPatternの授業と同じなのですが、より日常会話向け(レストランでの会話表現等)で、今でも割と生活に染み付いています。
また、先生が「私可愛いから崇めなさい」的な人で(実際にはもうネタやった、笑)、クラスメイトたちといかにふざけるかで盛り上がっていました。
たまには、休息だって必要ですからね。笑
・Listening
忘れもしない、自信を打ち砕かれた最初の授業。笑
基本的には日本の英語の教科書にあるような問題(Comprehension)や、空欄書き取り(Partial Dictation)が主でした。
最初は本当にスピードについて行くことが出来ず、何度も分からない部分をリピートして、聞き取ることが出来るまでサポートしてくれたり、音のブレンディング(繋がり)の解説をしてくれ次第に聞き取る事のできる量が増えていきました。
Bridging Campusでの授業
実はそこまで、授業の科目変更はなかったです。(ちゃんと記録してなかったから分からない。笑)
ただ、文法の授業が無くなったり、ライティングの授業が追加されたりしていました。
マンツーマン(1 on 1)
・Reading
・Pattern Basic
・Expression
グループ
・Writing
・Listening
・Presentation
マンツーマン
・Reading
確か二つくらいに授業が分かれていたと思います。
一つは初心者キャンパスと同様で、発音・イントネーション重視の授業でしたが、文の内容が段違いに難しく、内容についての意見も即座に求められるものでした。
また、実在の著名人のスピーチを題材にスピーチの練習をする事もできました。
二つ目もほとんど内容は一緒でしたが、先生がとても厳しく納得の行くまで同じ文章を何回も読み直しさせられました。
酷い時には1日で一ページしか進むことが出来ませんでした。笑
ただ、根はすごく優しい先生で、学校との折り合いが悪い時期があったのですが、とても親身になって話を聞いてもらい、それも解消することができました。
・Pattern Basic & Expression
授業内容は初心者キャンパスの時と同じで下が、レベルがだいぶ違っていたと思います。
また、習うパターンの量、課題の量もかなり多かったです。
グループ
・Writing
この授業が一番の鬼門でした。笑
レベル4では基本的な文法の見直しや、それを使った短文作成の反復練習をしていました。
最初のうちは簡単でしたが、関係代名詞の使い分け等になってくると詰まるクラスメイトも多くなっていたように感じます。
また、レベルが上がってからは短文作成からさらにステップアップして、長文ライティングへとシフトして行きました。
今までA4ページが埋まるような量の英作文をしたことはもちろんなかったのですが、クラスメイトの14才のモンゴル人の女の子がかなり優秀で刺激をうけ、負けじと食らいついて行くことができました。
また、先生が絵に描いたようなチャラ男で、僕にだけ「じゃあ追加でどんな感じで女の子を口説くかも作文して来てね」とか言われて、マジで笑った。
・Listening
ここでは少し内容が高度になり、これまでは部分的な空欄書き取りだったのが、全文の書き取り(Dictation)も組み込まれるようになって行きました。
また、みっちりと音の欠落(Reduction)や繋がり(Linking)を教えて貰いました。
この時点で苦手だった音の聞き取りが大分できるようになっていました。
・Presentation
これも苦手だった科目の一つ。
前日に一つのトピックについて全員で授業をし、翌日に一人ずつ5 - 10分程度でプレゼンを行うというものです。
ただただしんどかった授業ですが、クラスメイトの台湾人の子達に支えられ、発信力が鍛えられたと思います。
プレゼンテーションをするに当たっては、当然ですが話の内容を簡潔にまとめなければいけませんでした。
この英語での話のまとまりを考える経験が、のちにIELTSの試験勉強をする際に少しは活きていたかなと思います。
その他
授業に関しては以上に述べたようになっていました。
が、あと二つ書き記しておきたい事があります。
これらには普通の授業に負けるとも劣らない威力がありました。
定期試験
これはどこの国のどんな語学学校に行っても必ずありますね。
PIAでは1ヶ月に必ず一度受けなくてはいけないビッグテスト(Mandatory Test)と、
2週間ごとに行われており、自分の意思で受けるかそうでないかを決められるOptional Testがありました。
試験内容としては両方同じなのですが、以下のようになっていました。
・Listening
・Writing & Reading
・Speaking
定期テストでよほど悪い点数を取るか、生徒数が溢れかえるように上のクラスにいない限りは、半自動的に一つ上のクラスに進級しますが、相対的に良い点数をとった生徒は飛び級したりしています。
また、Optional Testは本当にいい成績をとった生徒のみが進級できるようになっていました。
・Listening
基本的には授業でやったのと同じように、Comprehension、Partial Dictation、Dictationをしていました。1回しか音源等は再生されず、かなり難易度が高かったです。
・Writing & Reading
Refresher CampusではReadingのテストしかありませんでした。
ですが、当時の僕のレベルではかなり難しく、だいたい6 - 7割くらいしか取れていませんでした。(しかもほぼ運)
そして、Bridging Campusでは、WritingとReadingのテストをまとめて受けていました。点数の配分としてはWritingが7割、Readingが3割くらいでした。
Writingの内容としては、自分の考えに関するトピックが2つ与えられていて、そこから自分の書きたいものを選んで20分ほどで100-150ワード程度で書き出すというものでした。
僕の時には、自分の尊敬する著名人というトピックだったので、絶え間ない努力とかそういう題名で、イチロー選手のことについて書いたりしてましたね。
また、Readingの内容が非常に難しく異次元でした。笑
短文の並び替えとかならなんとか出来たのですが、中にはアカデミックな内容のものも含まれていたり、長文の並びかえなどもあり、ほぼほぼ点数は取れていませんでした。。
・Speaking
これはキャンパスによってかなりした事が違いました。
Refresherでは、試験官の先生相手に7分ほどの時間で自己紹介をしたり、尋ねられたトピックに対して簡潔に答えるというものでした。
また、Vocabularyの授業での進度を確認するために、学習したパターンを使って口頭で英作文などを行いました。
また、Bridgingではコンピュータとの対面形式の試験で、時間も厳格に測定され、後ろから先生が録音・採点、また他の先生に録音した音源を渡し再採点する、というものでした。試験の感じとしては、TOEFLをイメージしたものかな、と感じました。
内容としては、短いトピックに対する自分の考えの発表、写真を提示されてのその状況を簡潔に説明、道案内、また、短文を読み上げて発音・イントネーションのチェックを行いました。
自習時間
自習時間、、、
と言う名のクラスです。名前はMandatory self-study。義務の自習時間です。
PIAはスパルタ校でしたので、平日の外出禁止、門限10時、クラス欠席、母語禁止等による罰金制度等が決められていました。
この自習時間も例外ではなく、欠席すると罰金の対象になりました。簡単に言うと自習時間ですら授業なのです。笑
そして、この自習時間では自分で復習や翌日の予習をする時間以外にも、希望があれば様々なクラスが開設されていました。
・発音矯正クラス
・ムービーディクテーション
・ビジネス英語
・ギタークラス
・キッピルソン(韓国語でスパルタ?の意味、有料)
と、まあ色々なクラスがあったのですが、僕はビジネス英語のクラスを取りました。
内容としては英文履歴書の書き方、ビジネスメールの作成、面接の練習等でした。
この中でも履歴書の書き方は特に勉強になり、シドニーでの仕事初ゲットにも役立ちました。
また、その後の履歴書テンプレート作成にも応用する事が出来ました。
後の時間は僕はひたすら復習と予習に徹していました。
基本的には学校のテキストを使っていましたが、それと並行してDuo3.0を使った語彙力強化に努めていました。
自分でもあの時、何故あんなに語彙力強化に躍起になっていたのかはわかりませんが、この時の直感がのちの自分を救うことに繋がりました。
ちなみに、休憩時間と合わせて、必ず1日1周はしていました。この時の話についてもおいおい書いていきたいな、と思っています。
まとめ
フィリピン留学、一般英語を勉強していた時の様子は以上です。
この時の自分は英語を勉強するのがほぼ6年ぶり、勉強法もわからないまま、手探りで日々を生きていました。
そこへ正しい道を示してくれた先生方には本当に感謝をしていますし、この時の英語学習が今の自分の基礎となっています。
次回はIELTS対策コースでの勉強の様子について紹介していけたらな、と思っています。
今回はこれまで!
【フィリピン留学】TOEIC300点台からIELTS6.5取得までの道
こんにちは。
昨晩、フィリピン留学時代の友人と久し振りに韓国のソジュを呑み、語学留学時代を振り返り始めたkenkenです。
写真はフィリピン留学で毎週のように行っていたSMモールからの、バギオの風景。
そんなこともあり今回からは、何回かに分けて自身の英語力を作る基礎になった、フィリピン・バギオでの語学留学の話や、その際に取り入れていた勉強法などをシェアして行こうと思います。
フィリピン留学という決断
僕は元々、留学前は日本でごく普通に働いていました。
その時は某テーマパークに務めていて、僕の体感的なものもありますが、そういうところで働いている人たちって結構ユニークな方が多かったように思います。
そう言ったこともあり、最初はお金を貯めて、日本国内の大学に編入しようと考えていたのですが、その時の後輩の子に影響されて海外に行ってみようかなと思うようになりました。
それまでは海外に出るなんていう発想は自分には1ミリもなく、実際に海外にはアメリカに社員旅行で4日行った事があるだけでした。
その後、色々な国を調べていくにあたり、ほぼ多くの人が行き当たるであろう、オーストラリア・カナダでのワーホリ/学生ビザでの語学留学に行き着き、最終的には費用面などの折り合いからオーストラリアでのワーホリに落ち着きました。
ただ、その後も調査を重ねていくうちに、オーストラリアでワーホリメーカーに許されている最大4ヶ月の語学学校では不十分ではないか、また本当に仕事を通じて英語を上達する事ができるのか、などの不安が生まれて来ました。
結果論にはなりますが、実際、それだけでの短期間、また仕事では英語のコミュニケーションの練習にはなったけれども、今の自分の語学力には達していなかったと思います。
そうして自分の目に止まったのが、フィリピン留学でした。
ワーホリ前の準備段階、または企業の英語研修先として近年注目されて来ており、また費用面的にも破格で長期間渡航する事ができる。
また、欧米留学ではほぼありえないマンツーマンでの授業なども、魅力の一つでした。
実際には、本当に効果があるのかどうかも未知数だったし、なんか怪しいなとも思いましたが、それらも自分の何かしらの肥やしになるだろうと、藁にもすがる思いでフィリピンへの語学留学を決断しました。
フィリピン渡航前の語学力
これは表題にも書いてありますが、決して高いと言えるものではないですね。笑
人生で英語の語学力の試験を受けた事がそもそも3回しかなく、小5で受けた英検4級と学生時代に単位のために受けたTOEIC、そしてシドニーに来てから受けたIELTSが全てです。。
TOEICを受けたのが、高専の4年生の時(19才)ですので、渡航の4年ほど前で実際の実力はそれよりも下だったと思いますが、
TOEIC 395点
まあ、お世辞にも高くはないです。笑
ただ、自分の中でだいぶ救いだったのが、中学生の時に英語はちゃんと勉強していたためか、渡航前に中学英語だけは完璧に仕上げていく事ができました。
(もちろん知識として読み書きができただけで、スピーキングは全くでした)
ですので強いて言えば、何も特別なこともなく、ごくごく普通のレベルで渡航することになりました。
自信を打ち砕かれた留学開始当初
留学時にはエージェントも利用させていただき、バギオという地域にある、PINES INTERNATIONAL ACADEMYという学校に通いました。
(写真はPINESの上級者キャンパス)
フィリピン留学というとよく、セブ行ってたの?と聞かれますが、バギオには海もなく、ただただ山しかなく、標高も高かったためか肌寒かったといいう記憶しかありません。笑
ただおかげで勉強には集中できました。
さて、、、
到着後、翌日にはレベル分けテストがあり、午後からは早速授業というスケジュールでした。
この学校はGeneral English Course (一般英語) コースが10のレベルに分かれており、
Level 1 - 3 : Refresher Campus (初級者)
Level 4 - 5 : Bridging Campus (中級者)
Level 6 -10 : Advanced Campus (上級者)
という感じになっており、その他にも上級者キャンパスからは、種々の英語試験対策コース(IELTS, TOEFL, TOEIC等)も受ける事ができ、コースも充実していました。
そして、クラス分けの結果は、、、、
見事、Level 2からのスタートでした!
だってさ、英語喋ったことないし!
そもそも何言ってるか理解できへんわ!
とか、そんなレベルでした。笑
そして、一番最初の授業は忘れもしない、リスニングの授業。
クラスに入るとバッチメイト(同期の学生)の日本人の男子が2人と台湾人の女子が1人。合計4人で授業をしました。
内容としてはCD音源を聞いての穴埋め式のディクテーション(英文の書き取り)でしたが、もちろんできる訳もなく、先生にめちゃくちゃ遅く読み上げてもらい、4回目くらいでやっと書き取る事ができました。
授業後にクラスメイトたちと話したところの全員の感想は(本当はEnglish Only Policyのある学校なので日本語で喋るとやばいですが、笑)
俺たちヤバいところに来てもた。笑
そう、僕の英語に対する微かな自信はこの時ボロボロに打ち破られました。。
英語学習の進捗
当初、3ヶ月、一般英語コースでの留学を既に申し込んでいたのですが、
途中で、語学力の証明を得たいと考え、上級者レベルに上がった時点でIELTSコースに変更し、金銭面的にも余裕があったので、さらに1ヶ月延長することにしました。
1ヶ月目
Level 2からのスタート。
ターム途中で入学したこともあり、2週間後には月1のテストを受け、なんとここでLevel 4に飛び級する事ができました。
2ヶ月目
Level 4 で1ヶ月間学習し、順調にLevel 5に上がる事ができました。
3ヶ月目
ここでもLevel 5で 1ヶ月学習し、無事に上級者キャンパスに移り、IELTSコースをスタートさせました。ちなみにフィリピン在学中は海外大学留学という目標はなかったので、Academicではなく、General Moduleを勉強しました。
一番最初のIELTS General の模擬試験の結果としては、
Speaking : 4.5
Reading : 4.0
Listening : 4.5
Writing : 4.0
Overall : 4.5
という、何もわからないまま受けたと考えると、まあまあな感じの結果でした。
4ヶ月目
ここではコース開始1ヶ月後とコース終了時、計2回の模擬試験を受けました。
結果は以下のようでした。
Speaking : 5.5 → 6.5
Reading : 4.5 → 4.5
Listening : 5.5 → 6.5
Writing : 5.0 → 6.0
Overall : 5.0 → 6.0
1ヶ月経っても、あまり顕著な変化は見られなかったのですが、
ラストのテストではなんとか好成績を残す事ができたのでしょうか。
(Readingを覗く。笑)
模擬試験なので、公式のものでは決してないですが、このスコアこそが僕のフィリピン留学の可視的な集大成じゃないかな、と思っています。
そして、卒業後、すぐに渡豪したのですが、そちらでのIELTSコースも無理なく始める事ができ、公式テストのAcademicで一発で6.5を取得する事ができました。
フィリピン留学の向き・不向き
フィリピン留学がオススメできない人
ここまで書くと、フィリピンへ行くと英語が喋れるようになる!と思う人が多いかもしれません。
ですが、現実はそんなに甘くありません。
というのも、これだけ効果的なフィリピン留学でも、終わってみればあまり英語力が伸びなかった、という人は少なからずいます。
そんな人たちの特徴としては、
・ただ、授業に向かっているだけ。
・マンツーマン授業だから、頑張らなくても次第に話せるようになるはず。
・結局、同じ国籍の学生同士で母国語で喋ってしまう。
・自習しない
これは、どこの国のどんな言語の学校に行っても起こりうることではありますが、
フィリピン留学では欧米留学と違い、決まった国籍の学生(日本、韓国、台湾、ベトナム、モンゴル等)しか集まらないため、こう行った傾向が強いと思います。
また、4番目の予習・復習をしない、また、自分の勉強をしない人は伸びにくい傾向にあるように感じました。
やはり人間定期的に復習しないと、ならったことなんてすぐに忘れてしまうし、
授業でスピーキングの練習をしたいのであれば、outputの前に倍近い量のinputがないと出てくるものも口から出てこないと思います。
フィリピン留学がオススメできる人
では、どんな人にフィリピン留学がオススメできるのか。
ここからは完璧に僕自身の経験だから来る偏見ですが、
・中学英語はほぼ理解できる初級者
・2ヶ国留学でワーホリを絶対に成功させたい人
・ワーホリで思うように英語が伸びずに帰国前に語学力の照明が欲しい人
順番に解説して行き来ます。
初級者
どこの国でもそうですが基礎ができてないと、まず話をする事ができません。
よく、留学経験者で、「学校の勉強なんてできなくてもコミニュケーション取れるよ」とか聞きませんか。
僕はそういう声を否定するつもりは全くありません。
でも、それって果たして会話なのかな、と僕は思ったりします。単語だけでももちろんわかってくれるし、生活はできます。これは間違いないです。
ただ、きちんとした文法や微妙なニュアンスの違いなどは、やはり勉強しないとわからないし、会話にならず、薄っぺらいものになってしまいます。
ですので、あまり難しいことは言わないとしても、中学英語くらいはやはり自分で勉強しておくのが無難かな、と思います。
難しくないし、だって13-15歳の中学生が勉強してるんですからね。
それが自分でできないようなら、多分留学しても自分で予習も復習もできず、結果が得られないでしょう。
また、後日僕の留学前、中にした勉強法もアップするつもりです。
また、僕はフィリピン留学が適しているのは、英語初級者から中級者までかな、と思います。実際のところ、フィリピンの先生たちは英語のネイティブでない事がほとんどです。
第2言語として英語として教えているので、特に初学者にも分かりやすく教えてくれるプロです。ただ、限界はどうしてもあると思います。
また、逆に欧米の語学学校の先生はネイティブです。ですので、ある程度英語ができる人たちに英語を教えるのはプロですが、自分は母語として英語を取得しているので、全くそれができない人に対して教えるのには不向きです。
ですので、中級者まではフィリピン、上級者で英語をもっと勉強したい人には欧米の語学学校をお勧めします。
ワーホリ満喫したい勢
2番目。
これはもう僕の体験談です。
ワーホリ生活を満喫できるかは、もう仕事によって得れる収入がカギを握っていると行っても過言ではありません。
せっかく、異国に来たんですから旅行などもできるだけして回りたいはずです。
でも、先立つもの、そう、お金がないとできないですよ。
で、お金がいっぱい稼げるローカルの仕事をゲットするには、英語ができないと余程の運がない限りは高待遇の仕事はゲットできないと考えていいでしょう。
ジャパレスですら、いいところは英語が話せないとそうそう雇ってもらえません。
なのでワーホリ生活を満喫したいよ、という人にもお勧めします。
ワーホリ終了勢
では、最後。
これは言わずもがなでしょう。英語も何も功績もなく日本に帰ると、海外に出て一体何をして来たの?状態になってしまいます。
よくネットで、「ワーホリで人生が狂った」「ワーホリのせいで再就職できない」とか、そんな記事も目にしますよね。
でも、そんなのも英語のスコアさえきちんととってしまえば、後付けではありますが意味のあるものに昇華できるでしょう。
あういう記事は事実ではあるのでしょうが、その結末は自分自身がどうリカバリーするかで変わって来ると思います。
まとめ
フィリピン・バギオ留学から1年がたった今、僕が感じている事は、
本当に満足のいく留学ができた。
という事です。
先ほどと同じことにはなりますが、フィリピンでの4ヶ月弱がなければ、今自分はこんなに英語も喋れていないだろうし、シドニーでの1年間のワーホリも充実したものになっていなかったと思います。
また、何より、シドニーで大学にもいける事が決まり合法的にオーストラリアに3年はステイする事ができます。
控えめに言っても、フィリピン留学の賜物です。
この記事を読んで、少しでもフィリピン留学、またそれからの2ヶ国留学に興味を持ってくれた人がいたら幸いです。
では今日はこれまで。
【大学留学】筆者の現状について
お久しぶりです。和歌山からカムバックしたkenkenです。
前記事の投稿から約3ヶ月、日本一時帰国からシドニーに戻り、新生活が始まって早3
週間が経ちました。
写真はシドニーへの道中、台湾でのストップオーバーで立ち寄った蒋介石記念館での一枚。僕、ディズニーの「ムーラン」が大好きで、作中でこんなシーンあったなぁ、とかテンション上がって記念撮影して来ました。(階段の豆粒みたいなのが筆者)
今回は、筆者の現在の状況と、海外大学への正規留学(交換留学では無い)についてお話ししていきます。
なぜ、オーストラリアか?
僕が留学先として、オーストラリアを選んだ理由は
・ワーキングホリデーの延長線上
・学生ビザでも週当たり20時間アルバイトができる
の2つです。
そう、単純明快。
だって、ワーキングホリデーでも、ものの数分(もはや数秒)あればビザは降りるし、学生でも働きながら勉強できる、って素晴らしい国やん。
と、思います。
特に、海外留学となって一番ネックになってくるのが金銭面の問題ですよね。
それが解決できるのが、そう、オーストラリア。
(後付けにはなりますが、オーストラリアの大学は全体的にレベルも高いです。)
進学方法
そもそも海外大学に進学する方法としてはどのようなものがあるのか。
筆者はオーストラリアのことについてしかあまり知識がないのですが、違う国のことについても個人的に調べて行きたいなと思います。
大まかに分けると以下の3つの進路があります。
1. 大学に直接進学
これが一番シンプルで分かりやすい方法かと思います。
ですが、一番求められる条件が厳しく、一部の大学のみ、また高校、大学時の成績優秀者でしか利用できない方法です。
例えば、英語の応募要綱としては、IELTS Academicで6.0もしくは6.5というのが多く、大学によっては特定の能力で高得点(シドニー大学では確かWritingで7.0)という鬼畜なものとなっています。
学費もそれなりに高く、3年間(オーストラリアでは理系学部を除けばほぼ3年で学士号が取れる)で AU$ 75,000-105,000、およそ日本円で600〜840万円、となっています。
2. ファウンデーションコース経由
これが最も一般的で、様々な大学/学部に進学できる方法となっています。
そもそもFoundationの意味としては、基盤という事もあり、ここでは大学進学のために必要な基礎的な知識・技能の習得に約1年を費やし、日本の大学1回生で習う基礎科目のようなものの講義を受ける事でできます。
実はオーストラリアと他の国では教育制度が違い、高校生の時から専門分野の学習を行うため、そのギャップを埋めるべく、特に高卒の学生はこのコースを終える義務があるのです。
こういった背景もあるため、語学条件も少し低く、IELTS Academic 5.0 - 6.0 が主流です。学費面ではコース自体に約 AU$ 25,000-35,000、日本円で200~280万円ほどなので、合計4年間ではAU$ 100,000-140,000、800~1100万円程度になります。
3. ディプロマコース経由
この方法では限られた大学/学部に進学する事ができ、その多くはビジネス・IT・看護に関連したものです。
Diplomaというのは日本での準学士号(短大卒)の事で、個人にはよるのですが、およそ取得に半年を要します。このコース自体が既に専門に特化している事もあり、卒業後はそのまま2年目のタームに編入する事ができます。 あまり詳しくは無いのですが、TAFE(職業専門校)の卒業でも同様のことが行えるようです。
また、ディプロマコースの前段階として、 Certificate Ⅳ というコースもあり、これを終えることで高卒の方でもそのままディプロマコースへと進学できるようです。
学費面ではこのコースにAU$ 15,000-35,000、120~270万円ほどかかり、大学での2年分と合計すると、AU$65,000-105,000、520~830万円となります。また、語学要件も優しくIELTS Academic 5.5程度で入学する事ができます。
以上が主な進学方法です。
ですが、、、、、、
正直、めっちゃキツいやんけ。。。。。。。
と、僕自身も思っていました。
実際、オーストラリアに来た当初は大学に進学する気もなく、日本に帰って、バイトしながらこっちで稼いだお金を出汁に、国内の大学に進学するつもりでした。(実際日本で貯金したお金も語学学校代にほぼ消えてました。笑)
ですが、そんな考えが変わったのは、こちらに来て必死に勉強した結果、 IELTSのスコアも進学に必要なスコアくらいは取れた、また費用面でも調べていくとなんとか工面できそうだということがわかったからです。
それなら、日本で学位とるよりも、オーストラリアの方がカッコよくね?と考えたんです。
そう、かなり単純。
どれが一番いいのか?
これは完璧に人それぞれです。
僕は今、3の方法、ディプロマコース経由(pathwayと言う)で大学進学をする予定で、実際にもうディプロマの講義は始まっています。
安くても500万円弱かかると言う話でしたが、国立大学へのパスウェイで破格のものを見つけ、奨学金込みで3年間AU$40,000強のコースに入る事ができました。
これくらいの金額であれば、ワーホリ時代の1年間の貯金とこれからの3年間のアルバイトでなんとかできると悟りました。
ですので、
ワーホリから学生になってこれから大学に進学したい、勉強したい分野がある、と言う人には全力でディプロマのパスウェイをお勧めします。
あと大学名で選ぶのではなく、必ず自分の学びたい事が学べる大学が一番良いです。
これはオーストラリアの人とそう言う話をした事がある人はわかる子もしれませんが、
彼らはほぼ確実に、どの大学かよりも先に何の勉強をするのかを尋ねて来ます。
日本では大学名を重視されがちですが、こちらでは内容を必ずと言って良いほど重視しています。一応、大学ごとのランク付けは有るのですが、大学のレベルが全体的に高いせいもあり、あまり大学名に重きは置かれません。
経験談
この際ですので、他の方法2を使って進学した僕の友人の経験をシェアしたいと思います。
その友人は、僕の語学学校時代からの友人でペルーでの高校卒業と同時にシドニーに来ました。IELTSコースを受講時に仲良くなり、1年がたった今でも親交があります。
そんな彼女はファウンデーションコースをつい最近卒業しました。曰く、
・英語で今までよりも数倍難しい内容をこなすため、授業が難しい
・毎日講義があって、仕事もしながらだと休みがない
・9割が中国系の学生で、クラス内では中国語しか聞こえてこない(中国語覚えた)
・達成感が凄かった
となかなかですね。笑
実際、僕の家の近くにもファウンデーションコースがあるのですが、ほぼ中国系の学生しかおらず、自分はどこの国にいるのかと錯覚するほどです。。。
また、お世話になったエージェントの方のお話でも、
2-3割程度の学生はコースについていく事ができず、他のコースに変えるか、そのまま本国へ強制送還と言うケースもあるそうです。これが海外留学の真に恐ろしい部分かもしれません。。
まとめ
以上、ざっと海外大学への正規留学方法についてシェアしましたが、
一番大事なのは、
自分自身のヤル気、計画力
だと僕は思います。
留学するためには色々なハードルがあり、それらを1つずつ潰していかなければいけません。それさえできるなら、自身のバックグラウンドも関係無いと思います。
これを読んだ人が一人でも多く海外大学留学に興味を持ってくれると嬉しいです。
今回はこれまで!