【オススメ単語帳】Duo 3.0を使った勉強法
こんにちは、kenkenです!
昨日、僕が今現在も使っている英語学習書4選を紹介したのですが、今回から何回かに分けてそれぞれについて詳しく説明していこうと思います。
その第一弾として、今回は「Duo 3.0」について解説していきたいと思います。
実は過去にもDuoについては解説したことがあるのですが、それから2年近く経った今新しい発見も踏まえて再度シェアしていきます!
Duoのレベルとオススメの人
- 作者: 鈴木陽一
- 出版社/メーカー: アイシーピー
- 発売日: 2000/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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始めに注意書きとして、前の記事では初級者向けと言いましたが、
Duo 3.0のレベルは決して易しくはありません。公式の達成レベルとして、
・TOEIC: 600 - 780 点
・大学入試: 偏差値58 - 65
・TOEFL: 60 - 90点
・英検: 準1級
ですので、学習開始前にはある程度の基礎単語、高校レベルの文法力が要求されます。ですが、僕の場合は高校レベルの知識はほぼ無く、そのまま無理やり始めたせいかものすごく苦労しました。僕みたく無理をすれば最低中学レベルの知識があれば始めれます。
あと前提として、長期的にDuoを使った学習に取り組む必要があります。
僕は、約3ヶ月の間最低でも平日に一日1時間は充てていました。
・英語を本当に話したいと思っている人
・英語試験の為の基礎力をつけたい人
・辛抱強い人
これらの項目は必須で、ストイックになる必要がありますが、その分それだけのリターンが待っています。
Duoの特徴
特徴として、公式は、「現代英語の重要単語1600+熟語1000を重複無しで560本の基本例文に凝縮」と唄っています。また、それらの英単語も15名のネイティブスピーカー(米国大学教授含む)によって練りに練られている為、会話にもそのまま使えるような例文として単語、熟語が覚えれます。
また、Duoには復習用として別売りのCDがあるのですが、これに沿った学習をすると一日1時間できっちりと学習を終えることができ、学習がダレることがありません。
というか、
このCDがなければDuoの魅力を100%引き出せず、半減くらいしてしまうので、CDはケチらずに買ってください。
また、注意としてはDuo 3.0/基礎用、というものも発売されているのですが、これを使ってしまうと一冊分をリスニングするのに2−3時間(多分。。。)かかってしまうし、遅いスピードでの音声ですので、リスニング強化の効果も少し薄れてしまう気がします。
ですので必ず下記の復習用を買ってください!
また、Duoの魅力として、個性的なキャラクター達が挙げられます。
ボブやニックといった登場人物達が、セクションごとに変わるトピックに合わせてバラエティに富んだ会話を繰り広げて行きます。
ちなみに僕の中では最後の方のセクションの方にある、ボブとジェニファーの話が特に好きで、ジェニファーに散々ばか呼ばわりされたボブが最後には彼女に捨てられて、彼女は実業家と結婚(純粋な理由じゃないとみんなに陰口を叩かれている)、そしてそんなボブはみんなに励まされる、と言ったものです。辛すぎる。
Duo 3.0の使い方
基本的には前書きに書かれている筆者の推奨する勉強法に沿って学習を行いました。
準備段階(1 - 2週間)
一番最初は1週間かけずに本を一周さらっと読んでしまいます。この際にはわからない単語も見たことがある、という程度にしておきます。
もしぜんぜん意味が覚えられないという単語があってもあまり気にする必要はありません。
この段階で大事なことは、
・英単語を全部時間をかけて覚える必要はない
・和訳の文全体の意味を頭の中でイメージしながら覚える
まずは英文全体の和訳をイメージで覚えてしまう、ということ。
最初は日本語で覚えて行ってもいいと、個人的には思います。英語がまだあまり使い慣れていないうちは無理に英語を英語で考えようとする必要はありません。
ただし、ここではあくまでも意味をイメージで覚えてしまう、ということに重点を置いてください。イメージを理解して頭にインプットするのに日本語を使うというだけで、一度イメージとして記憶してしまえばそこから日本語を消していけばいいのです。
1ヶ月目
ここからやっと1日一周のトレーニングが始まります。
ここから、毎日学習するにあたって厳しく守るべき決まりがあります。
・CDと一緒に学習する
・学習時間はCDの収録時間と同じ1時間にする
・途中で覚えられない単語があってもスキップする精神を持つ
リスニング力、発音力を鍛えるという観点からもCDを使わないという選択肢はあり得ません。また、CDに合わせて1日1時間という決まりを作り、一度習慣できて仕舞えば長く続けることができ、成果も目に見えて上がってきます。また、1日何回かに分けてするようにすれば隙間時間だけで1時間終えることもできるはずです。
また、もしぜんぜん意味が覚えられないという単語があってもあまり気にする必要はありません。何回も同じ文に出会っていけば、嫌でも脳が単語ないし文全体を覚えてくれます。
1ヶ月目の段階で大事なことは、
・英単語を全部時間をかけて覚える必要はない
・和訳の文全体の意味を頭の中でイメージしながら覚える
・派生語、類義語や反義語は覚える必要はない
・英文に合わせて少し遅れながら発音練習する(シャドーイング)
まずは英文全体の和訳をイメージで繰り返し流していきましょう。
これを1ヶ月もすれば、文が流れてきたときに反射的になんの話をしているのかわかるようになります。そうすれば、覚えていない単語、覚えているまたは知っている単語と合わせて見ることで、知らない単語も自然に覚えることができます。全部の英単語を時間をかけて覚える必要はないというのはそういうことです。
その後はCDを用いて1日必ず一周を1時間、ないし時間があれば2周するようにします。これはどの段階でも同じようにします。
また、CD音声を真似ながら発音練習をするのはとても重要なことで、だいぶ滑らかに話すことができるようになります。特に英検やIELTSと言ったスピーキングが必須項目としてある試験では、話の内容や文法力、単語力以外にも発音やアクセントも採点項目として明記されています。
ですので、この際気をつけるべきことは、恥ずかしがらずに日本語発音をやめ、必要異常に早く喋り過ぎないということです。要するに音源のモノマネをしろ、ということです。
どうしてもうまく発音できない、また、もっとネイティブっぽく聞かせたい、という人は追加で参考書を購入して見たり、動画等を使って発音法を磨くといいと思います。
- 作者: 松澤喜好
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
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2ヶ月目
僕の体感ですが、上記の内容をきっちり1ヶ月間毎日続けると、7~8割くらいは英単語の表の意味を覚えることができると思います。
この時点で、英語を聞いて発音するということにもなれ、だいぶルーティーン化されて負担が少ないと考えられるので、ここから類義語、対義語や派生語についても覚えて行きます。
この時点で大事なのは、
・単語を日本語ではなく英語で覚え始める
・単語の基本イメージを掴み派生語を覚えていく
・特に熟語の暗記に力を入れていく
一つ目の項目は特に重要で、例えば一つのワードが出てこなくても、知っている類義語でカバーできるようになるという利点があります。
実際問題、会話をしていて単語がわからないからと言って、会話をストップさせてしまうと微妙な雰囲気になりますし、英語試験、特にライティングなんかでは類義語、反義語がわからないと同じ単語を何回も使った稚拙な文章になってしまいます。
2つ目の項目も一つ目の項目も会話などを円滑にするためには必須の要素ですね。
3番目、これは特に会話に関わってきます。これは僕の体感でもありますが、ネイティブスピーカーと話していても、カジュアルな会話ではあまり難しい単語は使わずに簡単な単語を組み合わせた句動詞や熟語がよくでてきます。これは僕も弱い要素なのでまだまだ改善していかないといけないです。
これを2, 3ヶ月続けていくと全体の7割方はルーティーン化された勉強法だけで負担も少なく覚えることができるはずです。ここまでいくと次のレベルも見えてくると思います。
3ヶ月目
僕の体感ですが、上記の内容をきっちり2ヶ月間トレーニングを毎日続けると、7~8割くらいは英単語の裏の意味も覚えることができるが多く出てくると思います。
ですので、ここからは実際に会話で使うことも想定した負荷の高いトレーニングも2日に一度くらいは織り交ぜていくべきかなと思います。
具体的には、Duo本体を使わずに、CD音声のみでシャドーイングをする、ということです。
音声のみで自分も真似て発音しなければいけないので、リスニング力の強化にも繋がりますし、予め書かれている文章を通して発音するわけではないので、自分で文を考える力、文に対する記憶の集中力もかなり上がります。
このトレーニングで大事なことは、
・発音、イントネーションまで完璧に真似する
・文の細かい所(冠詞、前置詞など)も聞こえて発音できるか確認する
この3ヶ月まできちんと終えていると、単語帳の内容も9割方覚えていて、次の単語帳も視野に入ってくるのではないでしょうか。
まとめ
今回は英語初級者向けに、Duo 3.0を使った勉強法をシェアしました。
今後はDuoの実際の使用方法や、次にやるべきレベルの単語帳を紹介していきたいと思います。
ほなまた!