【フィリピン留学】一般英語コースでの勉強
こんにちは!
せっかくのフライデーナイトが、カレッジの課題・オンラインクラスで潰れてテンションダダ下がりのkenkenです。
前の記事からの流れで、今回も自身のフィリピン留学中の勉強の様子について書き留めて行こうと思います。
前にも述べたように、僕はオーストラリアでのワーホリの前段階、2ヶ国留学の一環として、フィリピン・バギオに語学留学を行いました。
そこでPines International Academy (PIA)という語学学校に4ヶ月間通い、英語力を高めシドニーへと渡ったのです。
そのうち、最初の2ヶ月半は一般英語コースで、1ヶ月半はIELTSという英語力試験の対策コースにて勉強していました。
次回と2回に分けて、各コースでの勉強の内容についてシェアして行きたいと思います。
フィリピンでの授業
まずはじめに基礎知識として、フィリピンの語学学校では一般英語コースはレベルごとにクラス分けされており、PIAでは、次のようにクラスが分けられていました。
Level 1 - 3 : Refresher Campus (初心者)
Level 4 - 5 : Bridging Campus (中級者)
Level 6 - 10 : Advanced Campus (上級者)
そして僕はレベル2からのスタートでした。
もちろん、日本で勉強してなかったわけではなく、中学英語は完璧にマスターしていたつもりではあったのですが、如何せんスピーキングの機会が日本では皆無だったので無難なスタートだったかな、と今でも思っています。
Refresher Campusでの授業
フィリピン留学ではマンツーマン授業(1対1)の授業が有名で、分からない事もすぐに質問できルため、英語力の伸びが凄い、という話は有名ですね。これは本当だと思います。
ただ実際はすべての授業でマンツーマンではなく、僕の場合は1日の授業数8コマの半分である4コマはグループでの授業でした。この点は学校によって違うようですが、自分が望めばマンツーマン授業の割合を増やしたIntensiveコース、または全て変えることも出来ます。
そして、僕のLevel 2時点での授業内容は以下のようになっていました。
マンツーマン(1 on 1)
・Reading
・Vocabulary
・Grammer
・Chat
グループ
・Pattern Basic
・Talking
・Listening
マンツーマン
・Reading
この授業ではテキストに沿って音読をし、発音などで正すべきところがあればその都度矯正してもらい、また、人に聞いてわかり易いように音の抑揚の付け方、イントネーションについて学びました。
先生は凄く発音が綺麗で、めちゃくちゃ可愛く(しかも当時21歳でスザンヌ似)勉強へのモチベーションに繋がりました。笑
また、読む文章のレベルは低く、取りあえず声に出す練習をするという感じで、文の内容について問われることはあまりありませんでした。
あとは、母音・子音自体での発音の練習や、tongue twisters(日本語で言う早口言葉)も取り入れられており、めちゃくちゃ授業が楽しかったです。
・Vocabulary
主に、日常会話レベルでの語彙力(例えば天気やスポーツ等に関するもの)に焦点を当てて、実際に会話をしながら覚えて行く、と言うものでした。
正直に言うと、日本に中学英語は一通り復習していたのと、かの有名なDuo3.0も一周していたので、簡単でした。
と、先生にも「なんでそんな難しい単語知ってるのにここにいるの?」と何回も言われました。(それはすべて僕のスピーキング力のせいだよ。良くも悪くも日本人。笑)
・Grammer
ここでは英文法を英語で取得すると言う授業でした。
が、日本人の中学英語を終えている人ならほぼ全員だと思うのですが、簡単すぎて拍子抜けでした。
ただ、その中できちんと収穫もあり、日本語に直すと同じ文法でもちょっとしたニュアンスの違い、また英文法の英語への教え方は、オーストラリアに来た後、文法が苦手な南米系のクラスメイトに教える際に凄く役に立ちました。
・Chat
チャット、すなわち先生とおしゃべりする授業です。
話のトピックも割と簡単で本当に友達と会話するような授業でした。
ただね、意外としんどいねん、これが。
だって、質問されて答えてもそこで会話が終了しちゃうんですよ。日本語でもそう言うことってありますよね。
と言う事もあり、この授業はテキスト半分・自分で持って来た話題半分で乗り越えてました。
これもよく言う事かもしれませんが、自分の興味のある話で話すほうが頑張って難しい事も話そうと思いますし、何より話が尽きず楽しいですよね。
ちなみに僕の場合は、一人で先生を目の前にして洋楽を熱唱してました。笑
グループ
・Pattern Basic
この授業では、先生から与えられた英語のパターン(eg. I would like to - )を限られたシチュエーションで使って会話をする練習を行っていました。
表現としては簡単なものばかりでしたが、英語での会話の切り返し方、また、他のクラスメイトの英語の使い方も近くで確認することができ、凄く勉強になりました。
何よりも先生の出してくるトピックが過激でそう言った単語も習得することができ、オーストラリアに来てからの生活でもネイティブの普段の会話(汚い)にもついて行くことができました。笑
・Talking
内容としてはほとんどPatternの授業と同じなのですが、より日常会話向け(レストランでの会話表現等)で、今でも割と生活に染み付いています。
また、先生が「私可愛いから崇めなさい」的な人で(実際にはもうネタやった、笑)、クラスメイトたちといかにふざけるかで盛り上がっていました。
たまには、休息だって必要ですからね。笑
・Listening
忘れもしない、自信を打ち砕かれた最初の授業。笑
基本的には日本の英語の教科書にあるような問題(Comprehension)や、空欄書き取り(Partial Dictation)が主でした。
最初は本当にスピードについて行くことが出来ず、何度も分からない部分をリピートして、聞き取ることが出来るまでサポートしてくれたり、音のブレンディング(繋がり)の解説をしてくれ次第に聞き取る事のできる量が増えていきました。
Bridging Campusでの授業
実はそこまで、授業の科目変更はなかったです。(ちゃんと記録してなかったから分からない。笑)
ただ、文法の授業が無くなったり、ライティングの授業が追加されたりしていました。
マンツーマン(1 on 1)
・Reading
・Pattern Basic
・Expression
グループ
・Writing
・Listening
・Presentation
マンツーマン
・Reading
確か二つくらいに授業が分かれていたと思います。
一つは初心者キャンパスと同様で、発音・イントネーション重視の授業でしたが、文の内容が段違いに難しく、内容についての意見も即座に求められるものでした。
また、実在の著名人のスピーチを題材にスピーチの練習をする事もできました。
二つ目もほとんど内容は一緒でしたが、先生がとても厳しく納得の行くまで同じ文章を何回も読み直しさせられました。
酷い時には1日で一ページしか進むことが出来ませんでした。笑
ただ、根はすごく優しい先生で、学校との折り合いが悪い時期があったのですが、とても親身になって話を聞いてもらい、それも解消することができました。
・Pattern Basic & Expression
授業内容は初心者キャンパスの時と同じで下が、レベルがだいぶ違っていたと思います。
また、習うパターンの量、課題の量もかなり多かったです。
グループ
・Writing
この授業が一番の鬼門でした。笑
レベル4では基本的な文法の見直しや、それを使った短文作成の反復練習をしていました。
最初のうちは簡単でしたが、関係代名詞の使い分け等になってくると詰まるクラスメイトも多くなっていたように感じます。
また、レベルが上がってからは短文作成からさらにステップアップして、長文ライティングへとシフトして行きました。
今までA4ページが埋まるような量の英作文をしたことはもちろんなかったのですが、クラスメイトの14才のモンゴル人の女の子がかなり優秀で刺激をうけ、負けじと食らいついて行くことができました。
また、先生が絵に描いたようなチャラ男で、僕にだけ「じゃあ追加でどんな感じで女の子を口説くかも作文して来てね」とか言われて、マジで笑った。
・Listening
ここでは少し内容が高度になり、これまでは部分的な空欄書き取りだったのが、全文の書き取り(Dictation)も組み込まれるようになって行きました。
また、みっちりと音の欠落(Reduction)や繋がり(Linking)を教えて貰いました。
この時点で苦手だった音の聞き取りが大分できるようになっていました。
・Presentation
これも苦手だった科目の一つ。
前日に一つのトピックについて全員で授業をし、翌日に一人ずつ5 - 10分程度でプレゼンを行うというものです。
ただただしんどかった授業ですが、クラスメイトの台湾人の子達に支えられ、発信力が鍛えられたと思います。
プレゼンテーションをするに当たっては、当然ですが話の内容を簡潔にまとめなければいけませんでした。
この英語での話のまとまりを考える経験が、のちにIELTSの試験勉強をする際に少しは活きていたかなと思います。
その他
授業に関しては以上に述べたようになっていました。
が、あと二つ書き記しておきたい事があります。
これらには普通の授業に負けるとも劣らない威力がありました。
定期試験
これはどこの国のどんな語学学校に行っても必ずありますね。
PIAでは1ヶ月に必ず一度受けなくてはいけないビッグテスト(Mandatory Test)と、
2週間ごとに行われており、自分の意思で受けるかそうでないかを決められるOptional Testがありました。
試験内容としては両方同じなのですが、以下のようになっていました。
・Listening
・Writing & Reading
・Speaking
定期テストでよほど悪い点数を取るか、生徒数が溢れかえるように上のクラスにいない限りは、半自動的に一つ上のクラスに進級しますが、相対的に良い点数をとった生徒は飛び級したりしています。
また、Optional Testは本当にいい成績をとった生徒のみが進級できるようになっていました。
・Listening
基本的には授業でやったのと同じように、Comprehension、Partial Dictation、Dictationをしていました。1回しか音源等は再生されず、かなり難易度が高かったです。
・Writing & Reading
Refresher CampusではReadingのテストしかありませんでした。
ですが、当時の僕のレベルではかなり難しく、だいたい6 - 7割くらいしか取れていませんでした。(しかもほぼ運)
そして、Bridging Campusでは、WritingとReadingのテストをまとめて受けていました。点数の配分としてはWritingが7割、Readingが3割くらいでした。
Writingの内容としては、自分の考えに関するトピックが2つ与えられていて、そこから自分の書きたいものを選んで20分ほどで100-150ワード程度で書き出すというものでした。
僕の時には、自分の尊敬する著名人というトピックだったので、絶え間ない努力とかそういう題名で、イチロー選手のことについて書いたりしてましたね。
また、Readingの内容が非常に難しく異次元でした。笑
短文の並び替えとかならなんとか出来たのですが、中にはアカデミックな内容のものも含まれていたり、長文の並びかえなどもあり、ほぼほぼ点数は取れていませんでした。。
・Speaking
これはキャンパスによってかなりした事が違いました。
Refresherでは、試験官の先生相手に7分ほどの時間で自己紹介をしたり、尋ねられたトピックに対して簡潔に答えるというものでした。
また、Vocabularyの授業での進度を確認するために、学習したパターンを使って口頭で英作文などを行いました。
また、Bridgingではコンピュータとの対面形式の試験で、時間も厳格に測定され、後ろから先生が録音・採点、また他の先生に録音した音源を渡し再採点する、というものでした。試験の感じとしては、TOEFLをイメージしたものかな、と感じました。
内容としては、短いトピックに対する自分の考えの発表、写真を提示されてのその状況を簡潔に説明、道案内、また、短文を読み上げて発音・イントネーションのチェックを行いました。
自習時間
自習時間、、、
と言う名のクラスです。名前はMandatory self-study。義務の自習時間です。
PIAはスパルタ校でしたので、平日の外出禁止、門限10時、クラス欠席、母語禁止等による罰金制度等が決められていました。
この自習時間も例外ではなく、欠席すると罰金の対象になりました。簡単に言うと自習時間ですら授業なのです。笑
そして、この自習時間では自分で復習や翌日の予習をする時間以外にも、希望があれば様々なクラスが開設されていました。
・発音矯正クラス
・ムービーディクテーション
・ビジネス英語
・ギタークラス
・キッピルソン(韓国語でスパルタ?の意味、有料)
と、まあ色々なクラスがあったのですが、僕はビジネス英語のクラスを取りました。
内容としては英文履歴書の書き方、ビジネスメールの作成、面接の練習等でした。
この中でも履歴書の書き方は特に勉強になり、シドニーでの仕事初ゲットにも役立ちました。
また、その後の履歴書テンプレート作成にも応用する事が出来ました。
後の時間は僕はひたすら復習と予習に徹していました。
基本的には学校のテキストを使っていましたが、それと並行してDuo3.0を使った語彙力強化に努めていました。
自分でもあの時、何故あんなに語彙力強化に躍起になっていたのかはわかりませんが、この時の直感がのちの自分を救うことに繋がりました。
ちなみに、休憩時間と合わせて、必ず1日1周はしていました。この時の話についてもおいおい書いていきたいな、と思っています。
まとめ
フィリピン留学、一般英語を勉強していた時の様子は以上です。
この時の自分は英語を勉強するのがほぼ6年ぶり、勉強法もわからないまま、手探りで日々を生きていました。
そこへ正しい道を示してくれた先生方には本当に感謝をしていますし、この時の英語学習が今の自分の基礎となっています。
次回はIELTS対策コースでの勉強の様子について紹介していけたらな、と思っています。
今回はこれまで!