明日はきっといい日になる。

オーストラリアWHを経て大学留学に挑戦する筆者の備忘録・雑記ブログ。

【人種差別】実際のところ

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こんにちは、kenkenです。

 

今年からはオーストラリアに住んでいて思ったことなどもシェアして行きたいなと思います。そんな今回は、移民国家であるオーストラリアが抱える「人種差別」について思ったことを書いて行きます。

 

唐突にはなりましたがこのテーマについて触れようと思ったきっかけとして、実は年末までほぼほぼフルタイムとして仕事をしていて(スクールホリデー中だったので)、クリスマスイブ、ボクシングデー(12/26)で多くのお客様と対している中で、同僚との会話から思うことがあったからです。また、年始にはフィリピン留学時代の友達と会話する中でもそういう話題が自然と挙がったという事もあります。

 

 

 

 

移民国家オーストラリアの歴史的背景

 

まずはこれから簡単に説明しておきますね。

 

そもそもオーストラリアの歴史は約200年という比較的若い国で、元々はアボリジニ、と呼ばれる先住民が暮らしていました。しかし、イギリス人のキャプテン・クックにより大陸が発見されたのちは俗にいう迫害を受け、どんどんと彼らの居住地は狭まって行きました。これにより元々は沿岸地域に暮らしていたはずの彼らは生活環境の厳しい内陸地と移動を余儀無くされていったそうです。

 

現に僕のフィリピン時代の友達は今パースの田舎に住んでいるそうですが、シドニーではほぼほぼアボリジニがいないね、といっていました。いても本当に暗くて狭い路地で物乞いをしているのしかほぼ見たことがありません。

 

また、オーストラリア政府の政策の一環として、彼らの職探しや文化の復興のサポートを行っていますが、国民からは「仕事もしていない、する気のない彼らに莫大な税金を突っ込むなんて無駄遣い」という声も見受けられます。この原因というのは、イギリス系移民の他にもアジア系、中東系の移民もかなりおり、彼ら独自のカルチャー以外受け入れることが難しい、という事もあるかと思います。

 

 

 

アジア人への差別

 

アジア人への差別というのは本当にどこの国へ行ってもあると思います。特に白人系のオージー(オーストラリア人)からの差別は本当によく話を聞きます。僕が年末に同僚から聞いた話が結構腹立たしいものでした。

 

その同僚は韓国人なのですが、白人オージーがレジに会計に来た際に商品を投げて差し出し、「Hey, where are you from?」と聞かれ、「Hi, I'm from Korea」とだけ答えたそうです。するとその彼は、急に微笑んで「Oh I know where it is, North Korea北朝鮮)」と言って独裁者のように机を二、三回拳で叩くそぶりを見せ会計を済まして去っていたそうです。この話を聞いたとき、僕は日本人として二つの国の関係は嫌という程知っているし、もし彼がジョークとしてそれを言っていたとしても、聞くに堪えないなと感じました。同僚もすごく腹が立った、と言っていたし、これも差別になり得るのかな、感じました。

 

また、よく聞く話ですが、基本的にアジア人は全員中国人に見られるという事。幸いシドニーでは本当に多くの国籍の人々が生活しているのでそう言った場面に出くわしたことはありませんが、田舎に行くほどそういう雰囲気が強いそうです。これはもうステレオタイプとしての彼らの国民性ですが、ルールを守らない、自己主張が強く何が何でもがを通そうとする、というところがオーストラリアでも広く染み付いています。ですので、概して中国系の人はよく思われていない節があり、そのせいもあってかアジア系の人々はよく思われていないことが多いです。

 

ただ一概にアジア人と言っても、オーストラリア、特にシドニーメルボルンなんかにはその2・3世が多くいます。彼らの存在もあり、幼少期からアジア人と同じ空間で育った白人オージーにはアジア人に対する偏見も少なく、むしろ好意を持って接してくれる人が多いです。実際僕の同僚はアジア系のオーストラリア人がほとんどだし、白人系のネイティブも全然優しくて普通に接してくれます。

 

そして、そう言ったアジア系2世3世のオージーの過程というのは、両親が移民としての差別や職業的なハンデから教育に熱心な過程が多く、かなりいい大学に通っている子供達が多いです。そう言った背景からイギリス系オージーからは、「中国人が国を支配するようになって言って、終いには国がめちゃくちゃになる」という、少し狂気じみたことを言う人もいるみたいです。そんなこと言ってみんながみんな中国系でないし、そもそも彼らはみんなあなたと同じオーストラリア人だし。ってかそもそも、

 

「あんたも元々移民やん?立場同じやで。」

 

って感じですよね。笑

 

 

 

まとめ

 

そんなこんなで人種差別についてまとめましたが、胸の内に隠しているだけで少なからず他の人種に対する偏見・差別はあるかと思います。実際、僕はウェイウェイ系のノリが苦手で、毎週金曜日バッパー近くで盛り上がっているヨーロピアン・南米系の人々とは合わないだろうな、と思っています。

ただ、それは本当に人それぞれで、その中でも仲の良い友達はいるし、そう言った負の感情を外に出さなければいいかなと思います。そんなことを言ってしまった日には、「fu○king racist」(人種差別者)とか言われてまいますしね。

 

 

と言うわけで今回はこれまで。

ありがとうございました。