明日はきっといい日になる。

オーストラリアWHを経て大学留学に挑戦する筆者の備忘録・雑記ブログ。

【オーストラリア・デー】って何の為の祝日なのか?

「australia day 2019」の画像検索結果

 

みなさん、こんにちは。kenkenです!

 

突然ですが来たる26日、土曜日はパブリック・ホリデー、「オーストラリア・デー」といことはご存知でしたか?

実は僕も街中のバーの幟や、学校からの次の月曜は振替休日で空いてないよー、って言うリマインダーで気づきました。

 

オーストラリアでの祝日っていうのは本当に良いことばかりで、もちろん会社や学校も休みで(大学は元々ホリデー中やし笑)、バイトでその日働いていたら給料のレートもダブルペイ(確か2.3倍?)になります。実際僕も両日働いているので次の給料日が楽しみで仕方がありません。笑

 

 

ではそんな「オーストラリア・デー」って一体何の祝日なのか?

 

少し調べていく内にオーストラリアならではの成り立ち、またそこに潜む多くの暗い部分も垣間見えてきたので、今日はそれをシェアしていきます。

 

 

 

 

オーストラリア・デーとは?

 

歴史的な背景から先に述べると、1788年1月26日に船長フィリップの指揮するイギリス艦隊がシドニーボタニー湾に上陸しました。これが後のオーストラリアの国の基盤となったことより、この日が祝日と決められました。

 

ちょうどこの頃のイギリスをめぐる情勢として、アメリカが丁度独立を宣言した時で、アメリカにとって替わる流刑地を探して傷んだそうです。そしてその流刑地として選ばれたのがオーストラリアのニューサウスウェールズ州

 

その後、ニューサウスウェールズ州植民地化50周年を記念して、実際に1838年からオーストラリア国民の祝日として制定され今日へと続いています。

 

 

 

白人から見た祝日

 

前述の背景もあり、基本的には「オーストラリア・デー」は白人視点の祝日です。では先住民であるアボリジニからするとどういった日になるのでしょうか?

 

kenkenyas35.hatenablog.com

 

前記事でも触れたように、アボリジニは今日に至るまで非常に辛い思いをしてきています。彼らからしてしまえば、1月26日はイギリス人たちが自国へやってきた「オーストラリアが歴史的に侵攻された日」であると言えるでしょう。

 


Australia Day or Invasion Day?

 

この動画から分かるように、1788年1月26日以降、イギリス人たちの植民地化政策はアボリジニやTorres Strait Islanders(もう一つの先住民族)の減少や様々な問題を引き起こしてきました。動画から抜粋すると、

 

・Loss of Aboliginal lands(アボリジニの土地or原生地の減少)

・Killing of Aboriginals(アボリジニ達の虐殺)

・Rape of women(強姦)

・Death by foreign diseases carried by settle(移民が持ち込んだ流行病での死)

(1番目はどっちでも読み取れる。。。。はず)

 

彼ら原住民達からすると溜まったもんじゃないですよね。もちろんこういった事柄は教えられているので、白人のオーストラリアン人も空祝いするだけでなく、

 

'We want to have a date where we can all celebrate Australia, but January 26 is not it and it kind of glosses over some of those horrific, historical injustices that my people have had to endure'

 

(僕らは僕ら全員がオースたらリアを祝える日を持ちたいけれど、1月26日はその日じゃないし、その日はいくつかの恐ろしく歴史的な不条理を幾分隠してしまっているよね。)

 

と述べる人もいます。

 

 

 

Invasion day(侵攻の日)

 

ところでこんな旗を見たことはありませんか?

「invasion day」の画像検索結果

 

これはアボリジニや「オーストラリア・デー」を持つことに疑問を持つ人々によって作られたものです。

 

この旗とともに、

'WE WON'T STOP, WE WON'T GO AWAY, WE WON'T CELEBRATE INVASION DAY'

というスローガンを持った人々もテレビで見たことがあります。

 

これだけのものを見ていると、正直僕もなぜ「オーストラリア・デー」はイギリスからの独立記念日ではなく、イギリス艦隊の上陸記念日なんだろうと思ってしまいます。

こういうところからも、今現在もオーストラリアに根強く残る白人主義を感じてしまいます。

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

みなさんはこの祝日を祝えますか?

僕はオーストラリアに学校に行くためだけに住んでいるので、正直、「そうなんやー」くらいにしか思っていません。が、今のオーストラリアの現状にもつながる話ですので、祝日について調べたのは為になったな、とか思っています。

 

ですので、僕はその日も通常通りに生活してくと思います。

今日はこれまで!