明日はきっといい日になる。

オーストラリアWHを経て大学留学に挑戦する筆者の備忘録・雑記ブログ。

【邦ロック】The cabs

「the cabs」の画像検索結果

 

こんにちは、kenkenです。

今回も前回のあいみょんに引き続き、僕の大好きなバンドについて書いて行きたいと思います。

kenkenyas35.hatenablog.com

 

 

1週間前くらいにNUMBER GIRLの復活のアナウンスがあり、かなり賑わっていたようですが、僕が一番復活してほしいバンドは?と聞かれたら「The cabs」と答えます。実は僕が彼らを知ったのは彼らが解散した後で、一度もライブも見たことがありません。彼らは2013年、リリースツアーの直前にギターの突然の失踪を持って、解散を宣言したようです。

 

彼らはマスロックとジャンルに分類されるバンドだと僕は思っています。マスロックとはなんぞや?というと、楽器が主体で、複雑なリズム、コードを多用しているようなスタイルのロックのことです。他に現在も活動しているマスロックバンドとして「tricot」、台湾の「Elephant gym」などがあります。

 


tricot "TOKYO VAMPIRE HOTEL" MV


大象體操ElephantGym _ 銀河GALAXY【Official Music Video】

 

 

 

 

 

メンバーについて

 

Vo. & Ba. 首藤義勝

 

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この人は知っている人も多いかもしれません。The cabs解散後も「KEYTALK」のボーカルとして世に音楽を発信し続けています。当時はThe cabsとKEYTALKを掛け持ちしていたらしいですが、音楽の感じが全然違うように感じます。

解散の原因となったのは、彼とベースの音楽性の不一致などもあるようです。

 

 

Gt. & Vo. 髙橋國光

 

ボーカルと書いていますが、ほぼシャウトをしている人です。

The cabsの作詞・作曲はこの人がしていて、アルペジオや特殊なコードを多用するギタリストです。作る曲もだいたいが変拍子で、彼がいなければ唯一無二のThe cabsの楽曲は生まれてこなかったはずです。

 

 

Dr. 中村一太

 

手数の多いドラマーとして知られており、「爆撃機」という異名を持ちます。激しいフレーズが多く、僕もドラムのコピーをしようと試みていますが、今だに数曲しかたたけません。笑

 

 

 

唯一無二の楽曲達

 

the cabsの曲はパッと聞いてリズムのとりずらい変拍子の曲がほとんどで、聞き続けていると、頭の中をかき回されるような、雪崩のように押し寄せてくる音に感覚を支配されます。

また歌詞も練りに練られていて、こんなに世界観のある文学的な歌詞を書くバンドって、後にも先にもあんまりいないような気がします。

そこで、僕のお気に入りの曲を各アルバムから1曲ずつ紹介して行きたいと思います。

 

 

二月の兵隊

 


the cabs 1st mini album「一番はじめの出来事」"二月の兵隊"spot

 

1st mini album「一番はじめの出来事」からの一曲。僕が彼らの音楽にハマるきっかけになった曲です。クリーンなギターパートと、それを切り裂くような爆音とシャウトのパートの対比が魅力の曲。ドラムの手数の多さにも関わらず、綺麗にまとまったビートに聴き惚れてしまった一曲です。

また、歌詞も「シベリアの墓標に...」と聞き入ってしまうもので、いまでもずっと聞き続けています。

 

 

キェルツェの螺旋

 


the cabs"キェルツェの螺旋"

 

2nd mini album「回帰する呼吸」から。1分45秒の短い曲ですが、the cabsっぽさがこれでもかというくらい詰め込まれた一曲です。壮絶なドラムソロから始まり、義勝の「綺麗な服に火をつけて燃やしてみたい」というフレーズから始まるこの曲。ラストの國光のシャウトと合間って余韻のすごさというと言い表せれないです。

一言言いたいことは、「ドラム何がしたいんかわからん。」とにかく意味わからんレベルのソロ叩いてます。笑

 

 

Anschluss

 


the cabs"anschluss"

 

1st full album「再生の風景」より。anschlussとはドイツ語で「接続・連結」を意味する単語で、もう一つの意味合いとしては1938年のナチス・ドイツによるオーストリア併合をさす単語でもあります。

歌詞は「絵画の海に溺れていく」というフレーズに始まり、「処刑を待つ僕たちはあした幸せになれるのかなんて」というフレーズもあります。ですので僕はナチス統治下のオーストリアにトリップ、そこでの愛について歌っているのかな、感じました。

また、楽曲の激しさなどは前の二曲には劣りますが、ギターの綺麗なアルペジオや時折挟まれる國光のシャウトが人々の叫びのようにも聞こえて、文学っぽさが余計に醸し出されています。

 

そして、彼らはこのアルバムのリリース直後に突然の解散を発表します。彼らはその後幸せになれたのかは彼ら以外誰にもわかりません。

 

 

 

まとめ

 

みなさん、どうでしたか?

たまにはこうやって解散してしまったバンドや自分の好きな音楽に思いを馳せて見るのもいいかもしれないですね。

 

 

ほなまた。